かつての太平洋戦争で軍人約２３０万人、民間人約８０万人が亡くなったといわれる。しかし戦後７０年たち、今の日本人は戦争で戦って死んだ人がいたことすらイメージできないほど平和ボケしている。日本人は基本的に平和主義だ。しかしいつの間にか偽善的平和主義となっている。日本は正しかった、などということはタブーとなった。しかしそうした見方の見直しが進んでいる。太平洋戦争は人種戦争でもあった、とヒューストン大学のジェラルド・ホーン教授は結論づける。太平洋戦争は植民地解放をめぐる欧米と日本の戦いだったのだ。歴史を知らなければ何もわからない。犠牲となった人々を思いたい。

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